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2022.09.25

【認知症当事者 本人の声 vol.7】若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けて~後編~

公益社団法人 認知症の人と家族の会が発行する会報誌『ぽ~れぽ~れ』より、本人の体験談記事「私らしく仲間とともに」をご紹介します。今月は前月号からの続きです(※)。後編となる今回は、診断後、埼玉県越谷市の認知症サポーター養成講座の手伝いやオレンジカフェに取り組み始めるようになったきっかけや、今の思いをお話いただいています。

※【本人登場】若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けて~前編~はこちら


収入ゼロが一番の問題だったが……

傷病手当が切れたあとの収入の確保を考えなければいけませんが、現実は厳しいです。息子は育ち盛りで、教育費など、どこまで面倒を見てやれるのか心配でしたが、傷病手当が切れた時点で再就職できました。


本人交流~認知症カフェ

去年1月に、初めて同じ境遇の方にお会いしました。「暗い」というイメージを持っていたのが間違いだとすぐ気づきました。話していると、みんな笑顔がみられ、好きな音楽の話しなど共通点があり、とてもいい気持ちになりました。終始笑顔でみんな前向きになっておられたのが非常に印象に残っています。それをきっかけに、認知症カフェ「リンカフェ」にお邪魔しています。



越谷市のカフェ企画や講師などにチャレンジ

今、講演活動をはじめとし、いろんなことにチャレンジて若年性アルツハイマーの方のお手伝いをしたり、地域活性化に貢献したいです。認知症サポーター養成講座の講師、オレンジカフェ「がーやカフェ」の企画などです。ゆくゆくは「リンカフェ」のスタッフとしても活躍したいです。認知症になってもできることはたくさんあります。私は軽度ですが、やはり道が分からないときは、恥ずかしがらずに、通行人に聞きます。認知症という言葉だけで判断せずに、もっと理解していただけるとありがたいです。妻はいつも親身にいろいろ考えてくれ、感謝しています。息子には病気の詳細は伝えていませんが、私の手料理をおいしいと食べてくれます。家族には辛い思いはさせたくありません。



※この記事は『ぽ~れぽ~れ』(発行元:公益社団法人 認知症の人と家族の会)2022年9月号より抜粋・一部修正したものです。 公益社団法人 認知症の人と家族の会ホームページはこちら



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【認知症当事者の体験談 まとめ記事】~当事者が語る、認知症との歩み~

認知症は、「100人いれば100通りの症状がある」と言われています。一人ひとり、症状が異なるため、発症のきっかけや症状の変化、日々のケア方法なども異なります。 本記事では、認知症当事者の方々のさまざまな体験談を紹介します。日々の予防やケア、認知症の当事者の介護の参考にしてみてください。

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