認知症の方に見られるBPSD(認知症の行動・心理症状)の一つに「幻覚」があります。幻覚とは、実際には存在しないものが見えたり、聞こえたりすることで、認知症の中でも起こりやすいのはレビー小体型認知症ですが、アルツハイマー型認知症で見られることもあります。
幻覚を起こしているところを見かけると、一緒に生活する家族は「認知症かも?」と不安になるかもしれません。「どのように対応したらいいかわからない」「幻覚がひどくなったらどうしよう」と心配になることもあるでしょう。
この記事では、認知症による幻覚症状の原因や症状、治療、対応方法などの基本を解説していきます。いざという時に適切に対処できるよう、知識を身につけておきましょう。
目次
・認知症による幻覚症状とは
・幻覚症状の原因は?
・認知症による幻覚の主な症状
・幻覚や妄想が現れたときの対応法
・幻覚症状は薬で治せる?
・まとめ