みなさんは、“介護”と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
「大変そう」や「辛そう」などのネガティブな印象を持つ人も少なくないでしょう。
介護の現場では、実際ツライことも多いですが、心がほっこりするような癒し、楽しさや発見、学びが溢れています。
この度、介護の魅力をお届する新たな連載企画がスタート。介護福祉士として働く「のぶさん」の日常で繰り広げられる介護の出来事と、そこに潜む知恵やヒントをイラストとともにご紹介します。
第1回目は、“介護における気づきの大切さ”をお届けします。
みなさんは、“介護”と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
「大変そう」や「辛そう」などのネガティブな印象を持つ人も少なくないでしょう。
介護の現場では、実際ツライことも多いですが、心がほっこりするような癒し、楽しさや発見、学びが溢れています。
この度、介護の魅力をお届する新たな連載企画がスタート。介護福祉士として働く「のぶさん」の日常で繰り広げられる介護の出来事と、そこに潜む知恵やヒントをイラストとともにご紹介します。
第1回目は、“介護における気づきの大切さ”をお届けします。
老人ホームで暮らすAさんのエピソード。
Aさんは、「さっき行ったばかりですよ」「今トイレから帰ってきたばかりです」と、スタッフが言っちゃうくらい頻回に『トイレお願いします!!!』と訴える。
そのたびに、転ばないよう慎重に両手を引いてトイレまでご案内。
便器に座っていただき「いま、便器に座ってますよ〜」と説明しても
『早くトイレに連れて行って! トイレお願いします』と、なんども繰り返す。
5分〜10分おきのトイレ介助。
希望があるたびにトイレへご案内しても、排尿がないことが度々あった。
正直、スタッフはみんな言葉にはしないけど、内心"またトイレか…"と疲れ果てていた。
多職種で話し合いをした結果、
ご本人の訴えには"なにか違う意味があるはず"と信じて市内の病院を受診。
受診結果は膀胱炎。
膀胱炎で残尿感があり、チクチクと不快。だからなんどもトイレに行っていた。
認知症による混乱?
認知症の人はなにもわからない?
ついつい決めつけてしまいがちだけど、 【認知症=なにもわからなくなる】はまちがい。
認知症があっても正しく伝えることができる。
違和感には気づいているけど、うまく伝えられないだけのことは多い。
ほかの治療できる病気を隠している場合があることもあります。
普段、一番近くにいるご家族や介護職が「なんかおかしいよね?」「なにを伝えたいんんだろ?」って、気づきのアンテナを磨くことが大切です。
のぶさんのワンポイントアドバイス「気づきのアンテナの磨き方」
・「またか…」と思う前に、その行動や言葉に何かサインが隠れていないか探してみる。
・どんな相手でも日ごろから気を配り、顔色、髪型や服装を気にしてみる。
・一人で悩まず、些細なことでも自信をもって周りに発信してみる。
文/のぶ、イラスト/©︎うのき
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楽しく、あたまの元気度チェック(認知機能チェック)をしましょう
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