2023年6月に「認知症の人と家族の会」の新代表に就任した鎌田松代さん(以下、鎌田さん)。同時期に『認知症基本法』が成立し、社会が変わろうとしているタイミングに、同団体は新しいスタートを切りました。
本インタビューでは、社会における認知症の変化、「認知症の人と家族の会」の今後の展望についてお話を伺いました。
(前編はこちら)
認知症の人と家族の会
代表 鎌田松代さん
佐賀市生まれ。看護師として滋賀医科大医学部付属病院や特別養護老人ホームなどで勤務。1990年代に「認知症の人と家族の会」に出会い、2019年に事務局長就任し、2023年6月からは代表理事を務めている。
目次
・「何もわからない人」ではない 認知症へのイメージの変化
・「自分事」として考えることが街や社会を変えるきっかけになる
・当事者の視点を大切に 認知症の人が安心して暮せる社会へ