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2022.10.27

ケアスタッフより、家族介護者の方へメッセージ~第四回~

いつも頑張っている家族介護者の方々へ向け、笑顔倶楽部からの応援メッセージとして、連載コラムをスタートしました。日々介護をするなかで、疑問に感じたり、迷ったり、他の人はどうしているの? と気になる事がたくさんあると思います。ここでは、経験豊富なSOMPOケアのスタッフが今まで担当したご家族のお話や、介護に関するエピソードをご紹介します。今回は「行方不明」をテーマに、SOMPOケア 渋谷 居宅介護支援に所属されている武田さんにお話を伺いました。「行方不明」といっても、家族によって状況や悩み、対応は様々。正解は一つではありませんが、「明日も頑張ってみよう」と思っていただければ幸いです。


今回私がご紹介するご家族は、3か月の間に3回も行方不明になった80歳代のお母さん(Aさん)と、同居している40歳代の娘さんです。何回も行方不明になってしまうお母さんを、娘さんが一人で介護するには限界がありましたが、その状況を知った地域の方々が一緒になって、見守っていただけるようになったお話です。


執筆者画像
SOMPOケア 渋谷 居宅介護支援 武田 憲二さん
2000年に介護保険制度が始まったことがきっかけで「介護」という仕事に興味を持ち、福祉用具関連の会社に就職。その後、小規模デイサービスなどを経験しSOMPOケアへ。穏やかな雰囲気と、ユーモアにあふれた会話で、お話をするだけで元気になれるケアマネジャーさんです。

一人じゃない地域のみんなが見守り隊


東京都内中心部に住むAさん親子。Aさんは、日常的に一人歩きをされており、デイサービスの利用日ではない日にも歩いてデイサービスに行かれ、デイサービスの職員から私に連絡が入ることもありました。

そんなある日、娘さんに「お母さん(Aさん)を保護したのでお迎えにきてください」と、自宅から3~4km程離れた所にある警察署から連絡がきました。それから2か月の間に3回連絡があり、2回目は5km先、その次は8km先と距離も伸びていました。Aさんと娘さんは一緒に暮らしてはいましたが、娘さん自身も体が丈夫ではなかったので、一人でAさんを見るには限界もありました。そこで、遠方で行方不明になった時のために、地域で配布している「アップリケ」をつけることにしました。最初は下着の1枚からはじめ、靴下、持ち物など、あらゆる物に、娘さんが頑張って付けました。その効果があり、Aさんが行方不明になって「助けて」と言わなくても、周りの人がアップリケの存在に気付いて警察に連絡してくださったこともありました。


Aさん親子は昔から同じ場所に暮らしているため、Aさんが一人で散歩して行方不明になることも、ご近所の方は認識されていました。そのため、自然とAさんに声をかけるようになってくれて、結果として行方不明の予防線になっていました。

実際、私がAさん宅へ訪問する途中に、Aさんが散歩されていて、お声がけしても私の事がわからなかったので、少し離れてAさんの後ろをついていったことがありました。その時、ご近所の方が、「娘さんが待っているから、早く帰った方がいいよ」など声をかけていらっしゃいました。


ご近所の方に認知症のことを話すのは気が引けるかもしれませんが、そこまで深刻にならずに、気軽に「認知症なんです」と伝えておくことは、行方不明になった時のためにも、とてもいいと思います。状況をお話すると案外「昔、おばあちゃんにはお世話になったのよね」などと助けてくれる方もいらっしゃいます。ご近所の方が難しいようなら、家から少し離れたお店の方でもいいと思います。また、その地域の様子を理解されている郵便局等の配達員さんなどにも伝えておくと、いざという時にお声がけしてくださることもあります。

明日も笑顔になれますように。第三回「突然始まった介護生活」

ひとり暮らしの90歳代のお父さまと、近くに住む娘さんのお話。娘さんは頻繁にお父さまに会いに行かれており、元気だと思っていたのに、突然お父さまが動かなくなってしまいました。慌てて救急車を呼ぼうとしましたが、お父さまは病院に行くことを拒否されます。


ケアマネジャーからのアドバイス


「行方不明になって、怪我をすると危ないから」と、つい認知症のご家族を家に閉じ込めてしまうこともあるかと思います。行方不明にしない、させないための対策も、行方不明になった時に早く発見する対策も、ご家族によってそれぞれだと思いますが、ひとつ言えるのは、認知症の方は言葉でうまく伝えられないだけで、一つひとつの行動には理由があるということです。ご本人は何か理由があって外に出たいのだけれど出られず、それがストレスになって他の行動にでてしまうことがあります。ご家族の心配な気持ちもわかりますが、困ったらぜひ、ケアマネジャーに「SOS」を出してください。

私達ケアマネジャーは、区独自の取組みやご近所さんとの関わり方など、これまでの経験を生かしてお手伝いできることもあります。「これは無理だろう」と思うことでも、とりあえず口に出してみてください。余談ですが、基本的にケマネジャーってお節介な人が多いので、言われると「なんとかしよう!」って張り切ってしまうものです(笑)。



取材・文/下村涼子(SOMPO笑顔俱楽部)



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