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マラソンの応援をする宮脇 勝さん
2024.02.26

【認知症当事者 本人の声 vol.13】同じ悩みを持つ人の力になりたい!

認知症に限らず、病気は早期発見と治療が大切とよく耳にします。とはいえ、MCIの診断を受けた後、なるべく今の状態が維持できるように気を付けようと前向きに考える方と、数年後には確実に認知症になって寝たきりになるんだと落ち込む方もいらっしゃるでしょう。


今回、ご登場いただく宮脇さんは、2018年の秋頃若年性認知症と診断を受けました。診断当初は認知症は高齢者の方の病気と思っていたため、悔しい思い落ち込みましたが、早い段階で支援者と出会い、認知症を受け入れる事ができたと話される宮脇さん。診断直後から今の思いを話していただきました。 

(公益社団法人 認知症の人と家族の会が発行する会報誌『ぽ~れぽ~れ』より、本人の体験談記事「私らしく仲間とともに」からご紹介。)


目次
・診断を受け、悔しい思いに
・早期に“繋がり”、病気を受け入れて、前へ
・病気をプラスに考えて、社会活動に参加
・同じ悩みを持つ人の力になりたい!

執筆者画像
宮脇 勝さん
大学卒業後、関西のスーパーに勤務、持ち前の明るく積極的な性格から、労働組合の支部長も務めましたが、もの忘れや仕事のミス、浮遊感などの自覚症状が出てきました。56歳の時、兄の勧めで、故郷の松山に帰り、2022年からは、えひめ認知症希望大使として講演や愛媛マラソンボランティアなど、社会活動に参加している。

診断を受け、悔しい思いに

松山では、駐車場に置いた車の場所が分からず、警察のお世話になるなど生活上の不安もあり、2018年秋頃に大学病院を受診しました。診断は、若年性認知症でした。診断されたときは実感がなく、認知症は高齢者の病だと思っていたので、時間が経つにつれ何でこんな病気になったのかと、悔しい思いで落ち込みました。


早期に“繋がり”、病気を受け入れて、前へ

退院する時に、ケアマネジャー、障がい者就労支援B型作業所、デイサービス、地域包括、若年性認知症支援コーディネーターなどに繋がり、おかげで、早期から支援者に恵まれて、病気を受け入れることに役立ったと思います。現在、B型作業所で週4回海産物の加工処理や畑仕事等を行い、週1回はデイサービスのパワーリハビリで体力をつけています。

当初、兄は、1人での外出に難色を示していましたが、スマホアプリを活用して、大好きなサイクリングや散歩を楽しめており、安心したのか何も言わなくなりました。


病気をプラスに考えて、社会活動に参加

愛媛マラソンのボランティアや三角ベースボールの大会など社会活動にも積極的に参加しています。えひめ認知症希望大使を拝命し、様々なセミナーで講演や対談を行っています。地元開催のセミナーで、同級生が聴きに来てくれるサプライズがあり、とても嬉しかったです。また、昨年は東京での全国希望大使交流会議に参加し、同じ境遇の仲間に出会え、大きな励みになりました。改めて認知症へのイメージも変わり、今は認知症になり障がい者となったことをプラスに考えています。


同じ悩みを持つ人の力になりたい!

一生で健常者と障がい者の人生を2つも体験できて、自分はラッキーだと思っています。認知症になってもいろんなサポートを受けて、ボランティア活動や講演など、今までにない新たな道が開けてきたからです。自分は早い段階で様々な支援機関に繋がり、人に恵まれたことで進行も抑えられたのかと思います。診断後、次に繋がることで希望を持って生きることができたので、同じ悩みを持つすべての方が次に繋がれる社会・支援ができればいいな、と思います。



※この記事は『ぽ~れぽ~れ』(発行元:公益社団法人 認知症の人と家族の会)2024年2月より抜粋・一部修正したものです。公益社団法人 認知症の人と家族の会ホームページはこちら

【認知症当事者の体験談 まとめ記事】~当事者が語る、認知症との歩み~

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