認知症の発症によって、日常生活や仕事にさまざまな影響が出ます。とくに、仕事については、さまざまな要因で退職をせざるを得ないケースもあるようです。
今回、ご登場いただく平井さんは、56歳の時MCIもしくはアルツハイマー型認知症の初期段階との診断を機に当時の仕事を退職し、現在は、若年性認知症当事者・家族のピア相談、集いの場づくりに取り組んでいます。そんな平井さんの、発症当時のことや現在の活動についてのお話をお届けします。
(公益社団法人 認知症の人と家族の会が発行する会報誌『ぽ~れぽ~れ』より、本人の体験談記事「私らしく仲間とともに」をご紹介します。)
目次
・頭の後ろ半分に違和感あり、受診
・精密検査によって確認された脳の萎縮
・電車ホームで転落事故
・苦しみの原因がはっきりして、新たな方向へ
・「若年性認知症フォーラム」を機に“きずなや”と出会う
・ピアサポート活動を業務として展開