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2022.12.30

【本人登場】私らしく仲間とともに

公益社団法人 認知症の人と家族の会が発行する会報誌『ぽ~れぽ~れ』より、本人の体験談記事「私らしく仲間とともに」をご紹介します。山中さんは、2017年頃から不調を感じ、息子さんの言葉がきっかけで受診。診断を受けて、不調の原因がはっきりしたと一時は安堵したものの、インターネットで調べるうち、逆に落ち込んでいきました。その後、同じ若年性当事者である丹野智文さんの本と出会い、一転、自ら理想とする法人を立ち上げました。そこに至るまでのお気持ちはどのようなものだったのでしょうか。


「あれ?何かおかしい」と、受診はしたが

2017年頃、当時小学3年生だった三男の朝の学校の登校時間がわからなくなり、まだ門が空いていない時間に送ってしまい、夕方に帰宅した息子に「明日はちゃんとしてね」と言われました。仕事では違う部署の人の名前が思い出せなかったり、「あれ?何かおかしい」と思い近くの脳神経外科や内科にも受診しましたが、結果は異常なし。鬱のような感じに言われました。この不調の正体がわからず、不安な日々を送っていました。


2018年の12月頃、若年性アルツハイマー病をテーマにした恋愛ドラマを長男と見ていました。可哀そうな主人公だなぁ、と涙を流して見ていましたが、長男から思いもよらない一言を言われました。「おかぁ、この主人公に似てる。絶対同じ病気やき病院へ行って」と。


当事者との出会い、笑顔にしてくれた一冊の本

2019年2月頃、母と一緒に診療所へ行き、診断結果を聞きました。私より家族のショックが大きかったと思います。私は、不安よりこの不調の正体がわかり安堵の方が大きかったのを覚えています。でも、安心するのも束の間、インタ-ネットで検索すると、書いてあるのは、重度の人の情報ばかり、10年が寿命、徘徊や、施設、何もかもわからなくなる。3人の子どもたちのこと、将来のことをいろいろ考えているうちに、不安になり、鬱がひどくなり布団から出られなくなったこともありました。


診断を受け、相談機関も紹介されましたが、病気のことをまだ知られたくない気持ちもあり、行けませんでした。私の気持ちはわからない、と心を閉ざしてしまっていたそんな時、すでに活動されている、若年性当事者である丹野智文さんに出逢い、一冊の本を送ってもらいました。私と同じ認知症でも笑顔で今を生きている方がいる。私も負けていられない。笑顔で生きようと思いました。


法人「セカンド・ストーリー」を立ち上げる

2021年6月。15年勤務した職場を退職し、自身の居場所を探したいと、東京にある「DAYSBLG!!はちおうじ」を見学する機会を得ました。その時、見たデイサービスの風景は今まで見たことのない環境で、メンバーさんやスタッフがフラットな関係でした。高知にこんな施設をつくりたい! と思い、2022年4月法人を設立しました。名前は「セカンド・ストーリー」。


認知症になってからの私の第二の人生が始まりました。私の思いに賛同してくれる仲間もでき、2022年10 月「でいさぁびすはっぴぃ」が開所できました。誰もがひとりと感じない居場所。「“ はっぴい”に来ると楽しい。また来たい」と思えるような居場所に、みんなとつくっていきます。


住み慣れた町で安心して暮らしていけるよう普及啓発活動や認知症サポーター養成講座や子ども対象の講演も行っています。正しい知識と理解、伝えることの大切さ、また、子どもたちから教えていただくこともたくさんあります。治るものなら完治したいですが、今は認知症も悪くないなぁと思えるようになりました。



※この記事は『ぽ~れぽ~れ』(発行元:公益社団法人 認知症の人と家族の会)2022年11月・12月号より抜粋・一部修正したものです。 公益社団法人 認知症の人と家族の会ホームページはこちら




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