認知症は、初期の時点で適切に受診し、治療を受けることが急速に進行させない上で大切です。そのためにも、認知症の初期の症状を理解しておくことが重要です。今回は、認知症の初期サインについてご説明します。
認知症は、初期の時点で適切に受診し、治療を受けることが急速に進行させない上で大切です。そのためにも、認知症の初期の症状を理解しておくことが重要です。今回は、認知症の初期サインについてご説明します。
認知症は誰にでも起こりうる病気です。認知症の主な症状は「もの忘れ」ですが、「年齢だから……」「疲れているのかな……」という理由から、なかなか受診しようと思わない場合が多いです。
また、認知症の症状は、中核症状と行動・心理症状(BPSD/周辺症状)に分かれます。中核症状とは、もの忘れの記憶障害や、時間・場所がわからなくなる見当識障害、料理の手際が悪くなるなどの実行機能障害などがあります。一方で、行動・心理症状は、ものとられ妄想や睡眠障害、抑うつなど様々な症状があり、その症状の現れ方も人それぞれです。しかし、認知症の初期サインを理解しておくことで、「おかしいな?」「なんか変だな?」と気づき、受診をすることで早期治療・早期対応につながります。治療は薬物療法のほか、非薬物療法があります。
認知症の一歩手前である軽度認知障害(MCI)の時点であれば、生活習慣の見直しを行うことで認知症の発症を遅らせられる可能性があります。では、実際にどのような症状があるのでしょうか。内閣府による政府インターネットテレビにて、具体的な初期サインがわかります。
① 新しい出来事が覚えられない(アルツハイマー型認知症)
② 時間の感覚がなくなる・気候にあった服が選べなくなった(アルツハイマー型認知症)
③ 反社会的行動がみられる(前頭側頭型認知症)
④ 筋肉のこわばり(レビー小体型認知症)
⑤ 歩行障害がみられる(血管性認知症)
など。また、運動・生活習慣など適切な対応方法の説明、相談窓口として地域包括センターもあります。地域包括センターは各市区町村のホームページを見ていただくと場所や連絡先など調べられます。
出典:内閣府.認知症 家族で知っておきたい初期サイン.政府インターネットテレビ(2020年2月4日アクセス)
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