2019年に若年性アルツハイマー型認知症と診断された下坂厚さん。現在は、フォトグラファーとしても活動しています。
下坂さんの日常の様子を、毎月のフォト日記としてお届けする本企画。今年の夏に、下鴨神社で撮影した1枚を紹介します。
2019年に若年性アルツハイマー型認知症と診断された下坂厚さん。現在は、フォトグラファーとしても活動しています。
下坂さんの日常の様子を、毎月のフォト日記としてお届けする本企画。今年の夏に、下鴨神社で撮影した1枚を紹介します。
下鴨神社は、家族でよく足を運ぶ場所です。
毎年、娘や孫たちと土用の丑の日に行われる「足つけ神事※」に行き、湧き水に足をつけるだびに、「夏が来たな……」と感じます
※毎年、土用の丑の日の前後、境内の御手洗池の湧き水に足を膝まで浸して献灯し、無病息災を祈る行事
下の孫は、今年5歳になりました。
私は、この子が生まれた年に若年性認知症と診断されました。
孫に会うと、成長した姿にいつも驚かされます。
つい先日会ったはずなのに、別人のように見えることも。
そして、孫の変化を感じるたびに、自分自身の変化も感じます。
今までできていたことが少しずつできなっていく。
孫の成長と私の変化は、いつも重なり合っているんです。
これから認知症の症状がどうなっていくのか、不安を感じることもあります。でも、孫が成長する姿を見ていると、自分もがんばろうと思うんです。
そんな孫の成長、私の変化を感じながら、訪れた下鴨神社。
お参りをしようと、本殿に行き、賽銭箱にお金を入れる。
手を拍手した音が響く。
目を閉じようとして、ふと横を見ると、懸命に手を合わせる孫の姿がありました。
その姿に美しさを感じ、シャッターを切りました。
その後、孫に何をお願いしたかを聞くと、こんな返事が返ってきました。
「みんながげんきで いられますように」
楽しく、あたまの元気度チェック(認知機能チェック)をしましょう
あたまの元気度チェックへ身長や体重・運動習慣等を入力するだけで、将来の認知機能低下リスクをスコア化できます。
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