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下鴨神社でお参りをする下坂さんの家族
2024.09.09

毎日をつなぐフォト日記 vol.12~重なり合う、孫と私~ 【若年性認知症当事者 下坂厚さん連載】

2019年に若年性アルツハイマー型認知症と診断された下坂厚さん。現在は、フォトグラファーとしても活動しています。


下坂さんの日常の様子を、毎月のフォト日記としてお届けする本企画。今年の夏に、下鴨神社で撮影した1枚を紹介します。

執筆者画像
下坂 厚さん
京都府京都市在住。2019年8月、若年性アルツハイマー型認知症と診断される。認知症当事者として、SNSで趣味の写真を発信し、当事者以外にも大きな反響を呼ぶほか、認知症の啓蒙活動も展開中。ホームヘルパーとして働く妻と2人暮らし。著書に『記憶とつなぐ 若年性認知症と向き合う私たちのこと』(双葉社)がある。

下鴨神社は、家族でよく足を運ぶ場所です。

毎年、娘や孫たちと土用の丑の日に行われる「足つけ神事※」に行き、湧き水に足をつけるだびに、「夏が来たな……」と感じます

※毎年、土用の丑の日の前後、境内の御手洗池の湧き水に足を膝まで浸して献灯し、無病息災を祈る行事


下の孫は、今年5歳になりました。

私は、この子が生まれた年に若年性認知症と診断されました。


孫に会うと、成長した姿にいつも驚かされます。

つい先日会ったはずなのに、別人のように見えることも。

そして、孫の変化を感じるたびに、自分自身の変化も感じます。

今までできていたことが少しずつできなっていく。


孫の成長と私の変化は、いつも重なり合っているんです。


これから認知症の症状がどうなっていくのか、不安を感じることもあります。でも、孫が成長する姿を見ていると、自分もがんばろうと思うんです。



そんな孫の成長、私の変化を感じながら、訪れた下鴨神社。

お参りをしようと、本殿に行き、賽銭箱にお金を入れる。

手を拍手した音が響く。

目を閉じようとして、ふと横を見ると、懸命に手を合わせる孫の姿がありました。

その姿に美しさを感じ、シャッターを切りました。

その後、孫に何をお願いしたかを聞くと、こんな返事が返ってきました。


 「みんながげんきで いられますように」

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