日本の認知症患者数は2015年に推計500万人を超え、2025年には5人に1人が認知症になると見込まれており(※1)、認知症患者の増加への取り組みが課題となっています。そのような状況の中、高齢運転者に関しては累次にわたる道路交通法の改正が行われ、加齢に伴う身体機能や認知機能の低下を踏まえた対策が強化されています。
日本の認知症患者数は2015年に推計500万人を超え、2025年には5人に1人が認知症になると見込まれており(※1)、認知症患者の増加への取り組みが課題となっています。そのような状況の中、高齢運転者に関しては累次にわたる道路交通法の改正が行われ、加齢に伴う身体機能や認知機能の低下を踏まえた対策が強化されています。
凸版印刷では、これまでも簡便に認知症を体験し、学習できるサービス「認知症体験VR」を提供してきましたが、今回は認知機能が低下した高齢運転者をテーマにコンテンツを制作。MCI(※2)ドライバーの当事者目線で、「交差点の右折」と「車庫入れ」、2つの運転シーンをVRで疑似体験することができます。運転を行う際の認知機能低下に対する正しい理解を促し、安全で安心な社会実現に向けた啓発・学習ツールです。
※1 内閣府「平成29年版高齢社会白書(概要版)」より
※2 認知機能の軽度の障がいがあるが、日常生活への影響は軽度のもの。正常な状態と認知症の中間の認知症とは診断できない状態。
「認知症体験VR」は、スマートフォンアプリからオリジナルの識別マーカーを読み込み、スマートフォンを紙製組み立て式の「VRscope®」(※3)にセットするだけ。コンテンツは疑似体験だけにとどまらず、認知症の解説と適切な応対ポイントで構成されており、認知症の方の行動への理解と応対方法まで、まとめて学習することができます。「運転編」のほか、認知症の方の本人目線の映像を体験できる「本人体験編」、認知症のお客さまを応対する社員目線の映像を体験できる「業務応対体験編」もラインアップ。今後もコンテンツやテーマの拡充が進められる予定で、コロナ禍におけるリモートでの集合研修やイベントにおいても注目を集めています。
※3 スマートフォンを挿入して使用する紙製のヘッドマウントディスプレイ。専用コンテンツを表示することでリアリティのある映像を安価に体験できる。「VRscope®」の2 枚のレンズを使用することで立体視、スマートフォン内蔵の動作検知(ジャイロセンサー)を活用することで、空間を360°見回す事が可能。
認知症体験VR「運転編」
■価格
利用者1人当たり、年間3,100円程度~(※利用数や利用コンテンツに応じて価格変動あり)
■詳細は以下の外部リンクをご覧ください。
https://solution.toppan.co.jp/secure/service/ninchisho_vr.html
楽しく、あたまの元気度チェック(認知機能チェック)をしましょう
あたまの元気度チェックへ身長や体重・運動習慣等を入力するだけで、将来の認知機能低下リスクをスコア化できます。
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