現在、日本の総人口における65歳以上の割合は28.4%になっており、2065年には国民の2.6人に1人が65歳以上になると推計されています(内閣府「令和2年高齢社会白書」より)。超高齢社会では、高齢者が介助なしで元気に暮らせる「健康寿命」を延ばすことが大切であり、そのためにはフレイルの予防、早期発見、適切な対処による健康な状態への快復がポイントになります。
しかし、高齢者の健康づくり・介護予防に向けた取り組みは「具体的な方法がわからない」「足腰が弱って遠出がしにくい」などの理由により、個人の努力のみで達成するのはなかなか難しいのが現実です。そのため、地域ぐるみで運動・栄養・社会参加に関わる取り組みを推進し、地域の力で高齢者1人1人を支援していかなければなりません。