近年、高齢者において注目されている「フレイル」という言葉をご存知ですか? これは、健康な状態と要介護状態の中間にあり、身体機能や認知機能の低下がみられる状態のこと。悪化すると要介護につながってしまうので、国や自治体もフレイル予防に関する施策を打ち立てています。
といっても、フレイル予防の施策を行うためには、そもそもどのくらいの人がフレイルに該当するのか把握する必要があります。しかし、これまでの調査はいずれも特定地域で行われており、日本人高齢者全体のフレイル割合を把握することができていませんでした。