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「エッジAI・危険検知サービス」の画面イメージ
2024.09.20

介護現場でもAIを活用!エッジAI×骨格検知システムで介護のリスクを0.2秒で通知

在宅・施設などの介護現場で注意したいのが転倒や転落です。これらの事故は重大なケガにつながる可能性もあり、予防と早期発見が大切です。


今回は、そのような介護現場における転倒事故を早期発見するためのサービス「エッジAI・危険検知サービス」をご紹介します。


高齢者に多い転倒事故

高齢者の転倒事故はどれくらいの割合で起こっているのでしょうか。


消費者庁による「高齢者の事故防止等に関するアンケート調査」にて、屋内でケガをするきっかけでもっとも多い要因は転倒であることがわかっています。以下は、同調査による高齢者と同居経験のある方(※1)を対象とした「屋内でケガをした、またはしそうになった原因」についてのアンケート結果です。


屋内(居間)においてケガをした、またはしそうになった経験

「屋内でケガをした、またはしそうになった原因」についてのアンケート結果

(回答数=1051、複数回答)

参考: 高齢者の事故防止等に関するアンケート調査|消費者庁


調査によるとケガにつながる要因は「つまずく、転ぶ、よろめく」が46.2%ともっとも多くなっています。また、高齢者の身体状況として「立ち上がりが不安定で、何かしらの支えを必要とする」といった方も多く、介護にあたる方は転倒しないように注意が必要です。


※1 75歳以上の要介護1〜3の方と同居している、もしくは同居していた方1000人を対象に調査


AIを活用した「転倒検知システム」が登場

転倒しやすい高齢者のために開発されたのが「エッジAI・危険検知サービス」です。


本サービスは介護施設や工場現場などの転倒・危険を短時間で(※2)検知して知らせるシステムとして、株式会社シーエスコミュニケーションより発表されました。

※2 かかる時間については、環境により変動する場合があります。


このシステムは「エッジAI技術」の活用により以下を実現しています。


● 低コストでの導入・運用できる

● プライバシーの保護に配慮している

● 転倒や転落の早期発見により二次被害をふせぐ


「エッジAI技術」とは、データ処理をローカルネットワーク上で行い、必要なデータのみをインターネットを通じてクラウドに送信する技術です。AIによる骨格検知技術により、人の転倒・転落・危険な行動を最短0.2秒で検知・判別して通知するため、迅速な対応やリスク防止が可能となりました。


また、エッジAIはカメラやタブレットなどのデバイスに「どのようなデータを、どのように判断するか」を指示してデバイス上でデータ処理します。必要なデータのみをクラウドに送信するため、負荷がすくなく高速でデータ処理が可能となりコスト削減にもつながります。

「エッジAI技術」のイメージ画像

また、カメラ端末でAIが処理を行い骨格検知の情報のみをクラウドにアップロードするため、映像に映り込んだ人のプライバシーも守れるのも特徴です。


介護現場でもAIを活用した工夫を

本サービスは介護施設や工事現場での利用を想定されていますが、将来的に防犯や在宅での家族の見守りなどでも活用できる可能性があります。介護施設では、転倒の再発防止として転倒状況の振り返りが重要です。「エッジAI・危険検知サービス」の活用は、迅速な事故発生状況の評価と次回の対策につながるでしょう。


お問い合わせ先

株式会社シーエスコミュニケーション

https://www.cs-com.co.jp/

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