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書籍「寝たきりにならない体の使い方」の表紙画像
2023.10.24

介護家族も必見!「寝たきりにならない体の使い方」とは

「寝たきり」は、病気やけがのほか、身体面、精神面、社会面の活動低下などにより誰にでも起こる可能性があります。予防として大切なのが日常生活の中での運動や食事などです。


今回は「寝たきり」に関する基礎知識に加え、寝たきり予防に視点を当てた書籍「寝たきりにならない体の使い方」をご紹介します。


そもそも「寝たきり」とは?

そもそも「寝たきり」とはどのような状態なのでしょうか。厚生労働省からは、介護保険制度のなかで高齢者の「寝たきり度ランク」を下記のように評価しています。


【寝たきり度ランク】

生活自立ランクJ何らかの障害等を有するが、
日常生活はほぼ自立しており独力で外出する 
準寝たきりランクA屋内での生活は概ね自立しているが、
介助なしには外出しない 
寝たきりランクB屋内での生活は何らかの介助を要し、
日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ 
寝たきりランクC日中ベッド上で過ごし、
排泄、食事、着替えにおいて介助を要する 

参考:障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)|厚生労働省


上記では「座れる状態」でも、「ベッド中心で生活に誰かの手伝いがいる」場合は、寝たきりとして評価されています。では、そもそも寝たきりになると身体にどのような変化が起こるのでしょうか。


寝たきりになるとさまざまな症状がでる可能性がある

寝たきりになると内臓を含めた身体面や精神面で、さまざまな変化が現れる可能性があります。分かりやすく下記に寝たきりで出現する症状をまとめました。


【寝たきりによって起こる可能性がある体の変化】

 筋肉や骨の症状  ● 筋力低下
 ● 骨の萎縮
 ● 関節が固まる 
 心臓などの循環器の症状  ● 息切れ
 ● 脱力感
 ● 疲れやすい
 ● めまい・立ちくらみ
 肺などの呼吸器の症状  ● 息切れ
 ● 呼吸がしづらい
 ● 咳・むせ込む力が弱くなる
 ● 食べ物が喉に詰まりやすくなる
 胃・腸などの消化器の症状  ● 食欲低下
 ● 体重の減少
 ● 栄養状態の悪化
 ● 逆流性食道炎
 膀胱・尿道などの泌尿器の症状  ● 尿路結石
 ● 尿路からの感染症
 精神的な症状  ● うつ病
 ● 睡眠障害
 ● せん妄(※)

参考:東京都保健医療局


これらの症状や変化はあくまでも一部です。寝たきりは、全身にさまざまな変化を起こすリスクがあるため注意が必要です。

※せん妄…時間や場所がわからない、支離滅裂な言動など、注意力や思考力が低下している状態

寝たきりにつながる3つの要素

寝たきりになるきっかけは、ケガや病気だけではありません。寝たきりになる過程には「身体面」「精神面」「社会面」の3つの要素が関わっています。身体面は、加齢や運動不足などで筋力低下があげられます。また、心と身体は密接に関係しているものです。うつ病や閉じこもりなど精神面の問題で「動きたくても動けない状態」となることもあるでしょう。


「人との交流がない」「社会とのつながりがない」といった状態も注意が必要です。人間関係や社会活動が制限されると、心や体への刺激が不足し、寝たきりのリスクも高まります。


これらの要素は、それぞれが密接に関連しておりどれかひとつだけ満たされればよいわけではありません。ドミノのようにひとつ倒れればほかも崩れる可能性があります。寝たきり予防には、これらを理解した上でのアプローチが重要です。


書籍紹介:「寝たきりにならない体の使い方」とは?

寝たきりを予防するため重要なのが体づくりの基本となる食事、活動性を保つための運動、精神的な健康につながる社会参加です。これらは、どれが欠けてもいけません。「寝たきりにならない体の使い方」では、特に運動や食事など、日常生活に取り入れられる工夫に注目して解説しています。


下記は、「寝たきりにならない体の使い方」内容の一例です。


● 寝たきりにならないためのソファの座り方

● 寝たきりにならないためのデスクワークの仕方

● 寝たきりにならないための階段の上り方

● 寝たきりならないための歩き方

● 寝たきりにならないためのバッグの持ち方

何歳からでも、こうした運動により身体を鍛えることは可能です。本書では90代から筋トレをはじめ、100歳を超えてから片脚スクワットができるほど筋力強化できた例も紹介されています。

また、食事面では必要な栄養素や、食材に含まれる栄養素の目安が分かりやすく記載されています。寝たきりに関連して情報が記載してあるため、介護に悩む方にも読みやすい内容となっているでしょう。

「寝たきり」はセルフケアで予防できる

「寝たきり」は、身体面、精神面、社会面の活動低下により誰にでも起こる可能性があります。今回紹介した「寝たきりにならない体の使い方」では、日常生活のなかでできるさまざまな運動方法が紹介されています。


介護に悩まされている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。


[商品概要]

書名:『寝たきりにならない体の使い方』運動嫌いでも一生歩ける体になる
著者:中野ジェームズ修一
定価:1,650円(税込)
発売日:2023年9月21日(木)
発行所:株式会社 Gakken

【本書のご購入はコチラ】
・Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4058021276/
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