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2022.08.17

「老いるを楽しむ」福岡市西部運動公園に認知症の方・高齢の方がお世話をする花壇を設置

日本における65歳以上の認知症の方は2020年時点で約600万人と推計され、2025年には約700万人になると推定されており(※1)、超高齢社会に向けた取り組みが今後ますます重要になってきます。

※1 内閣府「平成29年版高齢社会白書(概要版)」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/s1_2_3.html



このような背景のもと、福岡市「オレンジバンク(※2)」に登録された認知症の方や、介護施設に通われている高齢の方がお世話する花壇が福岡市西部運動公園に設置されました。園芸作業は、土に触れて昔の記憶を呼び戻すことや、外に出て日光を浴びることなど、認知症との親和性が高く「誰でも自分でできる緑化活動」として注目されています。


2022年7月22日には、オレンジ人材バンクに登録された方と、地域密着型通所介護施設「がんばり屋さん」に通われる方が雑草の除去作業や水やりをメインに作業を実施。作業後、きれいになった花壇をみて参加者の方々に笑顔があふれていました。





今回の取り組みに参加している株式会社ニチリウ永瀬は、農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社。これまでも、産学官民オール福岡で構成する「福岡オレンジパートナーズ(※2)」として、認知症の方の意見を取り入れながら「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」「結ばなくていいガーデニングエプロン」を開発しています。




バッグは、世界的にも品質に定評のある倉敷帆布を使い、丈夫で長持ち。視認性が良いコントラスト配色で、ガーデニングツールの収納場所がわかるポケットアイコンが付いています。エプロンは、かぶるだけで簡単に着脱できるリング式。ご自宅でガーデニング作業をされる際は、このようなアイテムを取り入れてみるのもおすすめです。



※2 オレンジ人材バンク/福岡オレンジパートナーズ

認知症の人と企業が双方向で関わりを持ち、商品開発などを行うことで、共に暮らせる共生社会を構築するとともに、認知症の進行を遅らせ、長く自分らしく活躍することにつなげる仕組み。


■商品詳細

「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」「結ばなくていいガーデニングエプロン」についての詳細は、以下のサイトをご覧ください。

https://100.city.fukuoka.lg.jp/actions/3820

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