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2022.07.13

現役の介護職員が認知症の人と過ごす日々を描いた絵本『いっしょにあるく』発売

日本の65歳以上の認知症の人の数は年々増加しており、2025年には約700万人に到達すると予測されています(※)。認知症がますます身近になっている近年では、認知症に関する書籍もたくさん発売され、そのバリエーションもさまざま。専門的な知識が得られるものや、認知症がある人本人が執筆したもの、子どもたちに認知症のことを伝えるために描かれた絵本も注目を集めています。


※厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_recog.html



株式会社みらいパブリッシングから2022年6月22日に発売された絵本『いっしょにあるく』。グループホームで介護支援専門員に従事する傍ら、認知症介護指導者としても活動している著者・うえのみえこさんが、認知症がある人自身の気持ちになって描いた絵本です。

「ずっとがんばってきたわたし。でも、さいきん、わからないこと、できないことが増えてきました……」

この絵本は、認知症がある人本人が主人公。現役の介護職員が、認知症がある人たちと接するなかで介護される側の気持ちに寄り添い、描き上げました。子どもだけでなく、大人が読んでも認知症がある人自身のセリフにドキッとしたり、大切なことに気づかされたり、心に響くストーリーです。

近親者を介護する中で、私たちは「本人のために」と一方的な答えを押し付けていないでしょうか? 物事を決める際、本人の気持ちを聞く前に「本人のために」「安全のために」と、周りの人たちが判断していることもあると思います。しかし、本人は傷ついているのかも……。そんな、人間の尊厳について考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


もちろん、「一方的な押し付け」は、介護の現場に限ったことではありません。育児での子どもとの関係や、その他あらゆるコミュニケーションにおいても同じことです。相手の気持ちに寄り添えると、自分も少し楽になるかもしれません。介護だけでなく子育て、夫婦、上司と部下などの人間関係に悩んでいる方、少し肩の力を抜きたいとき、手に取ってみてはいかがでしょうか。


■著者プロフィール

うえのみえこさん

兵庫県出身。京都芸術短期大学卒業後、転職を経て特別養護老人ホームに就職。現在まで認知症介護に携わる。現在はグループホームで介護支援専門員に従事する傍ら、認知症介護指導者として活動中。


■『いっしょにあるく』

著者:うえのみえこ

価格:1,540円(税込)

出版:株式会社みらいパブリッシング


■詳細は以下の外部リンクをご覧ください。

https://miraipub.jp/books/19045/


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