成年後見制度とは
成年後見制度は、理解力や判断力が不十分な方々を、法律面や生活面で保護したり支援する制度です。成年後見人が本人に代わって契約を行ったり、財産の管理などを行います。
認知症を患い判断能力が不十分になると、 日々の生活に様々な支障が出てきます。たとえばお金を管理できずにガスや電気代の支払いが滞ってしまうと、止められてしまう恐れがあります。また、必要のない住宅リフォームを契約させられた事件や、振込み詐欺など対面せずに電話などで行われる「特殊詐欺」の被害については、社会問題にもなっています。
このような状況を防ぎ、高齢者を守るのが成年後見制度です。成年後見人がついていれば、悪徳商法にだまされて高額な商品を買ってしまったような場合でも、その契約を無効にすることができます。財産管理のほか、介護保険利用に際しての契約や施設の入退所などを本人に代わって行います。
成年後見人ができること
成年後見人は主に下記のようなことができます。