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2022.02.07

【神戸大学・日立製作所】神戸市民38万人の要介護リスク予測の研究を開始

超高齢社会を迎え、市町村が中心となって高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を推進するため、体制整備が進められています。その一環として、神戸大学と株式会社日立製作所は、神戸市の「ヘルスケアデータ連携システム」を活用し、独自のAI技術による要介護リスクの解析研究を行います。


「ヘルスケアデータ連携システム」は、神戸市が構築・運用しているシステムで、科学的根拠に基づく保健事業の推進による市民サービスの向上を目指し、今まで別々に記録されていた個人の医療・介護・健診等のデータを個人ごとにまとめたものです。今回提供されるのは、65才以上の神戸市民38万人の医療情報、介護情報、健診情報などを連結した継時的データセットで、平成27年度~令和元年度の過去5年間、および令和2年度~令和6年度の5年間、最終的に計10年間の連結データセットが提供される予定です(※1)。このデータセットをAIの学習データとして用い、神戸大学と日立製作所が一人ひとりに対する要介護リスクを予測するモデルを研究します。


※1

提供されるデータは、神戸市において個人や住所が特定されることのないよう匿名化され、神戸大学に提供されます。さらに、神戸大学において希少疾患などから個人が特定されることがないよう、同じ特徴を持つ人が10 人以下のデータ項目を削除するという再匿名化を実施します。







神戸大学と日立製作所は、日立の独自AI技術を用いて要介護リスク個別予測モデルを開発します。要介護リスクは個人ごとに異なるため、最先端の説明可能なAI技術を適用することで、精度の高い予測モデルの作成が期待できるほか、要介護リスク要因の解析根拠を把握することができます。

このように継時的な(時間の経過に沿った)ビッグデータ解析により、予測性能を検証する研究が、政令指定都市規模での大規模なコホート(※2)で実施されるのは日本では初めて(※3)となります。開発された要介護リスク個別予測モデルは神戸市の保健・介護政策づくりに活用されることが期待されます。


※2

追跡調査を行う集団をコホートと呼び、多くの人々を対象にして、長期間にわたって健康追跡調査を行うことで、体質や生活習慣、環境と疾病の関係性を明らかにする調査をコホート調査といいます。


※3

個人ごとの介護リスク要因の特定を目的に、政令指定都市規模の自治体が保有する医療レセプト、特定健診などの様々な国民健康保険データを名寄せ・連結した健康・医療ビッグデータを対象としたAI解析を行う研究は日本初(神戸大学調べ)。


■詳細は以下の外部リンクをご覧ください。

日立製作所 https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/01/0121.html

神戸大学 https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/collaborations/2022_01_21_01.html

神戸市 https://www.city.kobe.lg.jp/a15830/kenko/phr/405298200745.html

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