肥満には、主に皮下脂肪型と内臓脂肪型の2タイプがあり、一般的には腹囲やBMI(※1)がその指標とされています。そのうち内臓脂肪型は、おなかを中心とした内臓の周りに脂肪がついた肥満のことで、生活習慣病の発症リスクと関係することが知られています。しかし、内臓脂肪を正確に測定する方法はCT検査が一般的で、その侵襲性や測定の煩雑さから医学的な研究はあまり進んでいないのが現状です。
(※1)BMI
Body Mass Indexの略語で、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値から算出される、人の肥満度を表す体格指数のこと。