認知症ではないけれど、物忘れが増えたり、パッと言葉が出なかったりと、通常の加齢より認知機能が低下している“プレ認知症”の状態をMCI(軽度認知障害)といいます。MCIになると1年で10%の人が、5年以内に40%の人が認知症になると言われています。しかしMCIの時点で正しく対処すれば、44%の人が正常な状態に戻ることもわかっています。
認知症ではないけれど、物忘れが増えたり、パッと言葉が出なかったりと、通常の加齢より認知機能が低下している“プレ認知症”の状態をMCI(軽度認知障害)といいます。MCIになると1年で10%の人が、5年以内に40%の人が認知症になると言われています。しかしMCIの時点で正しく対処すれば、44%の人が正常な状態に戻ることもわかっています。
MCIの症状は「年のせいだろう」と見過ごしてしまいがちですが、認知症になるかどうかはMCIとの向き合い方で決まるといっても過言ではありません。そこで、MCIにいち早く気づくためのチェック法や、認知症にならないための簡単な習慣をまとめたのが「長生きでも脳が老けない人の習慣」。
たとえば日常生活を例に、「新しい店に行く or なじみの店に行く」「買い物が好き or 節約が好き」「老眼鏡に頼る or なるべく裸眼ですごす」などの選択肢を提示し、認知症予防のポイントを解説しています。また、コロナ禍で外出の機会が減り、脳への刺激が減った方のためにおうちでできるエクササイズも紹介しています。
また、認知症予防につながる食事術も解説。とくにアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の原因とされる「アミロイドβ」や「タウ」が脳にたまるのを防ぐ栄養素に注目しています。中でも、著者の角谷建耀知氏が監修の医師とともに研究を進めている「ロスマリン酸」は、脳の毒出し効果が期待されるポリフェノールの一種。最新の研究結果を交えて、脳の毒出しの仕組みについても解説しています。いつまでも若々しく健康的な生活を送るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
■「長生きでも脳が老けない人の習慣」
著者:角谷 建耀知
監修:阿部 康二、森下 竜一、古和 久朋、河田 康志
出版:アスコム
価格:1,540円
購入はこちらの外部リンクから
https://www.amazon.co.jp/dp/477621122X
楽しく、あたまの元気度チェック(認知機能チェック)をしましょう
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