現代の日本は超高齢社会に突入しており、厚生労働省によると2025年には高齢者の5人に1人が認知症患者になると推計され、大きな社会課題となっています。
キリンホールディングスでは、食領域を中心に脳の健康を守り、新たな喜びを生み出す「キリン脳研究」を進めており、その中で乳由来の成分「βラクトリン」を発見しました。「βラクトリン」はカマンベールチーズなどの乳製品に含まれる有効成分で、加齢にともなって低下する記憶力の維持に役立つ機能性食品素材です。乳製品を習慣的に摂取することが記憶力などの認知機能維持に役立つという疫学調査(※1)に注目し、「βラクトリン」の脳認知機能維持作用を世界で初めて(※2)発見しました。
※1
Ozawa M, et al. Am J Clin Nutr. 2013, (5):1076-82
※2
ホエイプロテイン由来のペプチドとしてヒトの記憶力(手がかりをもとに思い出す力)を維持することを世界で初めて発見/Pubmed及び医学中央雑誌Webに掲載された論文情報に基づく(2021年2月28日現在 ナレッジワイヤ調べ)