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2021.01.13

【京都大学】楽器訓練で高齢者の認知機能が向上することを確認

京都大学では、高齢者が初心者として楽器のグループ練習に取り組むことで認知機能が向上することを、脳活動の変化としてとらえました。

楽器の練習は、脳の加齢による衰えを食い止めるのに有効なのではないか……この考え方は一般的に流布していますが、学術的な裏付けはほとんど行われていませんでした。今回の研究では、楽器を習ったことのない高齢者を対象に、新たに楽器の訓練に取り組むことで認知機能の向上と、それに関連する脳活動の変化がみられるかどうかを検討しました。



研究にあたり、平均年齢73歳の健常高齢者66人をランダムに2群に分け、一方には楽器(鍵盤ハーモニカ)のグループレッスンを4か月受けてもらい(介入群)、もう一方はその期間に待機し(待機群)、4か月後にどのような違いが生じるかを調べました。

その結果、楽器訓練によって言語記憶の成績が向上し、平易な課題をしているときの脳活動に「神経処理効率化」がみられました。楽器訓練をする前と比べて、同じ成績を上げるのに少ない脳活動や部位間の活動同期ですむようになっており、こうした神経処理効率化の一部が言語記憶向上と相関していることがわかりました。これらの結果は、楽器訓練を受けた介入群において、認知機能向上をもたらすポジティブな変化が脳で起こったことを示しています。


※左被殻を起点とした解析において、この部位と右上側頭回との活動同期性が介入後に減少した人ほど、記憶成績の向上が大きかった。このことから、活動同期性の減少は、神経処理効率化を示すと考えられた。



今回の研究は、4か月の訓練直後の結果についての知見であり、加齢による認知機能低下が顕在化すると思われる数年後にそうした機能低下を食い止める持続的な効果があるのかは、改めて調べる必要があります。しかし、集団で楽器を演奏するプログラムの有効性は確認されたと言えます。現代社会では、楽器練習は子どものためのもの、という通念があるかもしれませんが、今回の結果は超高齢社会における有用性を示す第一歩になりました。


詳細は以下の外部リンクをご覧ください。(京都大学ホームページ) 

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2020-12-24-0


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