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2024.08.06

NTTデータ経営研究所が、人生100年時代におけるシニアの介護に対する意識調査を公開

世界有数の長寿大国といわれている日本。


医療技術の発達や生活環境の整備などにより、日本人の平均寿命は延び続けています。令和5年版高齢社会白書によると、令和元年時点で、男性の平均寿命は81.41歳、女性の平均寿命は87.45歳となっており、2001年と比べると男性は+3.34歳、女性は+2.52歳となっています。


今まさに、人生100年時代が迫っています。


この度、NTTデータ経営研究所が「人生100年時代における次世代シニアの介護に関する意識調査」を公開しました。本調査はシニア世代の老後の不安や、介護への問題意識を明らかにする大変興味深い内容となっています。


高齢化率の増加と介護人材の不足

日本は、平均寿命の延びに加えて、高齢化率も増加傾向にあります。総務省によると、2023年の推計では65歳以上の高齢者は3622万7千人となり、総人口で占める割合にすると29.1%と過去最高を記録しました。

出典:総務省 人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)


高齢化が進むなかで、密接に関わってくる分野が介護です。高齢者の増加とともに、介護の需要も増えていきます。しかし、介護人材の不足が叫ばれており、2026年にはあらたに約25万の介護職員を確保する必要があるとされています。

出典:介護人材確保に向けた取組|厚生労働省


このような人材不足により、現在もさまざまな影響が出てきていますが、今後、被介護者やその家族、さらには家族が働く職場にもその影響が広がっていくでしょう。まさに、社会全体の課題になっていくことが想定されます。


株式会社NTTデータ経営研究所による、次世代シニアの介護に関する意識調査

株式会社NTTデータ経営研究所は、シニア層の意識を知るために「人生100年時代における次世代シニアの介護に関する意識調査」を実施しました。本調査は、日本国内の50~80代の男女2,000人(各年代男女それぞれ250人)を対象に、アンケート調査したものです。今回はその一部の結果をご紹介します。


シニア世代が人生で心配していることは

本調査では、シニア層全体が日本人の平均寿命である80代をめどに人生設計を考えている方が多いことがわかっています。また、今後の人生について「どのようなことに不安を感じているのか」について、以下の結果が得られました。


【今後の人生で心配していることはなんですか(複数回答可)】

今後の人生で心配していることについての回答割合表

「健康」が72.1%ともっとも多く、ついで「お金」48.8%、「介護」41.8%と続いています。具体的な内容として「身体機能の低下」や、「ものわすれへの不安」があることがわかっています。


介護人材についてシニア世代は不安を感じているのか

では、前述した「介護人材の不足」は、高齢者の方にどれくらい認知されているのでしょうか。


【介護サービスを提供する人材が大きく不足する見込みであることを知っていますか。】

介護人材の不足についての回答割合表

介護人材が不足しているのを知っている方の割合は「88.1%」となっており、多くの方に認知されていることがわかっています。また、本調査では「介護人材の不足に対して、不安を感じるか」も調べています。


【介護人材不足に対して、不安を感じますか】

介護人材不足に対する不安の割合表

全体で「68.7%」の方が介護人材の不足を不安に感じていることがわかりました。


一方で、介護人材が不足する見込みであると知っている方の割合とは差が出ています。本調査では、こうした人材不足が自分や家族の介護にどのような影響をあたえるのかを認識していない可能性があると考察しています。


自分に介護が必要になったとき介護サービスを利用したいか

本調査では「自分に介護が必要になったときの考え」についても調べており、民間サービス・公共サービスを利用したいというニーズがあることもわかりました。


【自分に介護が必要になったとき、あなたの考え方に近いものはどれですか】

自分に介護が必要になったときの考えの回答票

民間サービス・公共のサービスを使いたいという声は、合わせて75.5%なっており、シニア世代も介護サービスの必要性を感じていることがわかります。公共のサービスだけでなく民間サービスと組み合わせ、介護を柔軟に行っていくことで、家族や身内の負担軽減にもつながります。


時代にあったかたちで老後に備えよう

今回は、NTTデータ経営研究所による「人生100年時代における次世代シニアの介護に関する意識調査」の一部をご紹介しました。


現状、介護人材は不足していますが、高齢者自身も認知していることがわかっています。そのような状況で、早い段階から介護への理解を高め、将来の備えを行っていくことも重要です。介護サービスのあり方についての意識調査も行われていますので、気になる方は「人生100年時代における次世代シニアの介護に関する意識調査」で続きをご覧ください。


調査概要

タイトル:人生 100 年時代における次世代シニアの介護に関する意識調査を実施

実施元:株式会社NTTデータ経営研究所

調査方法:非公開型インターネットアンケート

調査期間:2024 年3月7日~8日

有効回答者数:2,000人(50 代〜80 代以降の年代ごとに500人、男女比1:1)

https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/240529-2


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