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森田明彦さんのポートレート
2024.10.28

【認知症当事者 本人の声 vol.20】認知症で困っている人のお役に立ちたい!!

今回ご登場いただく森田明彦さんは、電機メーカー勤務で仕事一筋の生活を送っていましたが、2022 年頃ご自身の異変に気付き、その後若年性アルツハイマー性認知症と診断されました。生活は一変しましたが、現在はご家族の支えのもと、認知症で困っている方の役に立ちたいと前向きに進んでいます。


公益社団法人 認知症の人と家族の会が発行する会報誌『ぽ~れぽ~れ』より、本人の体験談記事「私らしく仲間とともに」をご紹介します。


目次
・「脳がフリーズした・・・」~受診へ
・診断を受けて、「腑に落ちた」ものの・・・
・ようやく「家族の会」につながって
・認知症で困っている人のお役に立ちたい!!

執筆者画像
森田明彦さん
電機メーカーで、海外勤務もこなした根っからの仕事一筋でした。2023年2月、若年性アルツハイマー型認知症の診断を受け、生活が一変しました。今はご家族の支えのもと、介護事業所に勤務しています。今年度から世話人になりました。

「脳がフリーズした…」~受診へ

2022年頃から、運転が怪しくなったり、地図が読めないということがポツポツあり、ある日でかけた際に、妻から「ナビゲーションの指示がおかしいので、見て」と言われ見たところ、一瞬「脳がフリーズした」と感じました。その後、同じような光景が起こり、受診に至りました。


「なんかおかしいので、おかしいことを放っておくのは後々困る事になるので、白黒つけよう」と決心しました。


診断を受けて、「腑に落ちた」ものの・・・

2023年2月、若年性アルツハイマー型認知症の診断でした。正直、ビックリしました。と同時に「そういうことだったんだ」と、心中、腑に落ちた感じでした。母親が認知症なので、遺伝もあると聞いてもいたので、意外と冷静に受け止めることができたのです。


しかし、これからどうやって生きていけばいいのか、これからどうなっていくのかと不安な気持ちにもなりました。


ようやく「家族の会」につながって

診断後、妻と一緒に相談や支援を探したのですが、行政に電話しても担当をたらい回しにされ、困惑続きでした。妻が認知症サポーター養成講座を見つけて参加した際に、講師をされていたのが滋賀県支部副代表奥村さんでした。それがきっかけで、奥村さんの紹介で「認知症メモリーウォーク」に参加して、「家族の会」にようやくつながりました。「家族の会」との交流ができるようになり、世話人にと勧められて、今年から世話人として歩み出しました。

本部総会に参加した森田明彦さん


認知症で困っている人のお役に立ちたい!!

今年、2024年度の「家族の会」総会に、オブザーバーとして、支部の人たちと一緒に参加して、いろんな人たちと交流しました。懇親会では、丹野智文さんと話し、刺激を受けました。


私は、認知症になったといっても、深く考えていません。恥ずかしいことじゃないし、工夫していけばなんとかなるんじゃないかと思います。


支部の中で、これからどんな形で、役割を果たせるか不安ですが、支部のみなさんといろいろたくさん話をして、ゆっくりとあわてず、一緒に考えたいと思います。副代表の奥村さんと組んで、講演の依頼もきているようなので、ひとつひとつ進んでいきたいと思っています。



※この記事は『ぽ~れぽ~れ』(発行元:公益社団法人 認知症の人と家族の会)2024年10月より抜粋・一部修正したものです。公益社団法人 認知症の人と家族の会ホームページはこちら


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