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シルバー川柳11書影
2021.09.22

今年はコロナと向き合う句が多数!第21回「シルバー川柳」入選作品発表&書籍発売

公益社団法人全国有料老人ホーム協会が毎年、敬老の日に向けて公募している「シルバー川柳」。2021年に第21回を迎え、過去最高となる16,621句が寄せられ、入選20作品が決定しました。


■新型コロナウイルスで、変わる毎日の暮らし


昨年に続き、今回も新型コロナウイルス感染症にまつわる川柳が多数。題材別データでも全体の9.9%を占め、4位となりました(題材1位「日常生活」、2位「肉体、知力の衰え、老化」、3位「身内、家族全般」)。自粛、マスク、三密、オンライン、ワクチンといった関連キーワードを用いて、コロナ禍で制限のある暮らしの中にも笑いを盛り込んでいます。


【入選作品】


「密です」と言われてみたい頭頂部

秀爺(富山県、62歳、男性、会社員)

※イラスト:古谷充子(以下のイラストすべて)



薄味にしたらコロナとわめく祖父

中川潔(福井県、56歳、男性、会社員)



さり気なく背後に賞状オンライン

ロマン派(北海道、54歳、男性、会社員)


食卓に俺の席だけアクリル板

おたやん(和歌山県、66歳、男性、無職)


午後八時酒提供を止める妻

小松真人(大阪府、58歳、男性、自営業)


ワクチンのネット予約でひ孫借り

村松正志(東京都、81歳、男性、無職)



■流行キーワードをうまく織り込んだ作品


YouTube、スマホ、電子マネーなど、新しいサービスや機器に向き合う様子がユーモアたっぷりに描かれています。今回は10代の目線からのユニークな作品が2句、入選作に選ばれました。話題のアーティスト名、大ヒットアニメの台詞をうまく詠み込んだ作品も寄せられています。


【入選作品】


全集中しても開かない瓶の蓋

後藤洋子(大分県、66歳、女性)



YouTube履歴は演歌と百恵ちゃん

田中花音(埼玉県、19歳、女性、大学生)


BTSテレビ局だと思ってた

佐久間真理恵(新潟県、40歳、女性、会社員)


ペイペイで払うと後ろ行列に

竹内照美(広島県、65歳、女性、会社員)


おはようのラインがくるのは朝の五時

田場文奈(沖縄県、17歳、女性、高校生)



■物忘れなどをホッコリした雰囲気の一句に

物忘れなど、年齢を重ねたシルバー世代ならではの事柄を詠んだ句も多数入選しています。ご自身の生活を詠んだ作品だけでなく、親または祖父母の様子をユニークに描いた川柳も多く、シルバー世代に親しみを込めて向き合う様子がいとおしく感じられます。


【入選作品】


リード持ち散歩に出たが犬忘れ

柴田幸子(愛媛県、69歳、女性、会社役員)



へそくりは一度仕舞うと出てこない

隼人(神奈川県、58歳、男性)


どなたですそういうあなたはどなたです

小松秀幸(大阪府、59歳、男性、自営業)


じいちゃんが暗証番号暗唱し

カジ(東京都、74歳、男性、会社員)


名を呼ばれ誰も立たなきゃたぶんオレ

ジョンけけ(山梨県、58歳、女性、主婦)


目の検査「丸」と答えるお爺ちゃん

ひとつぶ(東京都、44歳、女性、会社員)


お見舞いにぞろぞろ来たらそろそろか

五十嵐豊(埼玉県、52歳、男性、会社員)


伸びすれば足が攣る攣る寝起き前

村田睦子(兵庫県、66歳、女性、任用職員)


お互いに返事はするが動かない

飯田栄二(福岡県、60歳、男性)



これらの入選作品を含む傑作川柳を一冊にまとめた『シルバー川柳11 メルカリで売って買っちゃう孫のもの』がポプラ社より発売されました。口コミ人気でシリーズ累計92万部を突破している人気シリーズです。物忘れも、医者通いも、はたまたビミョーな夫婦関係も……シニア世代を中心とした、まさに人生の達人たちによる川柳傑作選。クスッと笑えたり、しみじみしたり、家族でも仲間でも楽しめる1冊です。


『シルバー川柳11 メルカリで売って買っちゃう孫のもの』

公益社団法人全国有料老人ホーム協会+ポプラ社編集部編/定価1000円+税


Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4591171140/

書誌ページ https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008351.html


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