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2020.11.23

【東京都立大】アルツハイマー病の発症に関わる神経細胞死のメカニズムを解明

日本を含む多くの国が高齢化社会を迎えている中で、神経変性疾患の発症率も年々増加しています。その中でも、老年性認知症として最も多いのがアルツハイマー病で、治療法や予防法の発見が待たれています。


アルツハイマー病では、脳の神経細胞がだんだん死んでいき、記憶障害や生活機能障害を引き起こします。アルツハイマー病の患者の脳内には「タウ」と呼ばれるたんぱく質がたまって蓄積し、それによって神経細胞が死んでしまうと考えられています。しかし、脳内でどのようにタウが蓄積するのかはわかっていませんでした。 


そこで東京都立大学では、国立長寿医療研究センターと共同で研究を実施。アルツハイマー病でタウがたまるメカニズムを「MARK4」という酵素に注目して研究しました。これまでMARK4が変異して「疾患変異型MARK4」になるとアルツハイマー病のリスクが高まることは知られていましたが、その理由は不明でした。しかし今回の研究で、疾患変異型MARK4がタウに「リン酸化」と呼ばれる修飾を施すことで、タウが形を変えて蓄積しやすくなることを発見。アルツハイマー病でタウが蓄積する新たなメカニズムを明らかにしました。


アルツハイマー病の患者が年々増えていく中で、その根本的な治療法はいまだ確立されていません。しかし、タウが脳内にたまるのを防げば、病気の進行を抑えられる可能性があります。今回の発見は、アルツハイマー病の治療薬の開発にも大きなヒントになると期待されています。 

図:新たに発見したアルツハイマー病でタウが蓄積するメカニズムのイメージ 


詳細は以下の外部リンクをご覧ください。(東京都立大学ホームページ)

https://www.tmu.ac.jp/news/topics/30417.html


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