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2020.02.17

東京医科歯科大、アミロイド仮説を修正する新仮説を提唱


アルツハイマー病の超早期細胞死の解明と新たな治療標的を発見

東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター、岡澤均教授の研究グループは、東京都健康長寿医療センター、名古屋大学、自治医科大学、慶応義塾大学、国立精神神経医療研究センターらのグループとの共同研究で、アミロイドベータ細胞外凝集の出現前の超早期段階に生じる細胞死が、その後のアルツハイマー病態進展の鍵を握っており、この細胞死を標的とする治療法(発症後にも適応可能)の開発が可能であることを実験的に示しました。



研究は文部科学省科学研究費補助金、日本学術振興会科学研究費補助金ならびに平成26年度〜平成30年度・文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』などの支援のもとでおこなわれたもので、成果は、国際科学誌『Nature Communications』(1月24日)オンライン版に掲載されました。



HMGB1はネクローシスというタイプの細胞死を起こした時に放出されることが知られています。そこで、患者の髄液中のHMGB1を測定したところ、アルツハイマー病として診断される時期の髄液よりも、軽度認知障害(MCI)の時期の患者の髄液の方が、HMGB1がより高値であることを見出しました。



このことは発症前にすでに細胞死が活発に起きていることを示唆しています。そこで、アルツハイマー病の2種類のモデルマウスを用いて、本研究で開発したpSer46MARCKS抗体で進行中の神経細胞ネクローシスを検出する技術によって、現在進行形のネクローシスを定量したところ、認知機能障害を起こすより前、細胞外アミロイド蓄積が見られる前から、ネクローシスが盛んに起きていることが明らかになりました。
そして、現在進行形ネクローシスは、発症前にピークがあるものの、発症後にも続いていることも示されました。



(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)



▼外部リンク
東京医科歯科大、「アルツハイマー病の超早期細胞死の解明と新たな治療標的を発見」―アミロイド仮説を修正する病態発症の新仮説を提唱―







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