近年、話題になっている「フレイル」をご存じですか? 「フレイル」とは、年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態のこと(※1)。年齢を重ねるにつれて、食事量が減ったり、活動量が低下したりと、些細なことがきっかけで栄養状態の維持が難しい「低栄養(※2)」となり、体力(筋力)や精神力など心身の活力が低下して「フレイル」に陥るリスクが高くなります。「フレイル」は、悪化すると要介護につながると言われており、それを予防するためには不足しがちな栄養素をしっかり摂って栄養状態を維持したり、社会参加や運動を心がけたりと、日々の暮らしの中で対策をすることが重要です。
※1 厚生労働省「食べて元気にフレイル予防」より
https://www.mhlw.go.jp/content/000625526.pdf
※2 低栄養
必要な栄養素、とくにたんぱく質とエネルギーが十分に摂取できていない状態のこと。